社会構想研究室
倶楽部研究室


 社会構想の研究などというと、なにやらまた懐かしい大きな物語のことかと思われるかもしれない。しかもこの研究が構想であるとする以上、単に社会を想像することではなく、社会創造を含んだ行為を研究対象にするというわけだから、それはまた大仰な、と眉をひそめる向きもあろう。

でも、あらゆることが矮小化する一方で時代とともに不可避にメディアに没入してきてしまった結果もあって、なんでも劇場化して悲喜劇を演じてみせる社会の暮らし方を習慣化してしまった現況にあっては、そのどこかで方向を取り違えてしまったように思える社会の構想の姿を、ひとつにはここで自省的に捉え直し、ことによっては剔り出し捨て去ることも必要だと思っている。

 そしてもうひとつには、その反省を踏まえてこの先の社会を構想すること、その内実の探究がこの研究室の主題である。構想の内実とは繰り返せば、単なる頭やこころに思い描くに留まらず、行為に実践しかたちを表出し、そこからさらなる想像と創造に喚起、展開させていく運動を指している。わたし北の耳には、時代状況がその運動を呼んでいる声が聞こえる。

(当研究室主宰: 北 京一 KITA Kyoichi)


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